GusGus
寒くなってきました、いよいよ冬本番ですね
寒いといえば北国、北国といえばアイスランドw
だいぶ短絡的的ですが、アイスランドというと寒いというイメージは
確かなハズ
アイスランドは小さな国ですが意外にロック大国です
ビョークやシガーロスなど、どちらかというと商業的ではなく自由な
発想で作品を生み出しているアーティストが多いイメーシだ
最近このアイスランド出身の「GusGus(グスグス)」というバンドが
お気に入りなのだ
GusGus - Mexico (Official Video)
サウンドはテクノ、エレクトロニカ的電子音楽だね
アイスランドに限らず、良質なテクノ系の音は北欧など寒い国に多いね
エレクトロニカ的なサウンドはやはり電子音のシークェンスのフレージングの
変化や音質などが重要になってくる
単にピコピコやっていれば良いというわけではない
単純なシークェンスのダンスミュージックとしてのテクノも多数あるが、
そうでないものももちろん多い
これは好みに因るが、個人的にはあまり単純ではないものの方が好きだ
もちろんそれでダンサブルなら大いにけっこうだが
このGusGus、そんなボクの好みにピッタリなサウンド
1995年から活動しているのでもう20年選手だ
当初は映画監督、俳優、写真家、ダンサーなど多彩なメンバーだったが、
現在はメンバーチェンジを繰り返し、映像チームは抜けているみたいだ
そういう経緯があってか、とくに初期はMVの映像も凝っているし
レーベルも4ADだったりしたのも頷ける
Gus Gus - Polyesterday (Official Video)
今回紹介している作品の中の「MEXICO」という曲が好きでよく聴いていた
インスト曲だが飽きないんだよな、サイケデリックの現代風解釈的なMVも
好きだ
しかし、KEXPのスタジオライブでの「MEXICO」の方が圧倒的にカッコいい
さすが数々のイベントを経験してきているだけの風格がある
GusGus - Full Performance (Live on KEXP)
アイスランドでは「Kiasmos(キアズモス)」というテクノユニットも好きだな
メンバーのÓlafurArnalds(オーラヴル・アルナルズ)はソロ活動で
映画のサウンドトラックなどもこなすが・・・
そうなんだよねぇ、日本ではテクノなどの電子音楽系はDJやトラックメーカーと呼ばれる、楽器に詳しくない人たちが流れていくジャンルだけれど、海外では
クラシックの基礎がある人が多い
日本でも電子音楽といえば、富田勲や湯浅譲二などクラシック畑の人が
多かった
それは当然といえば当然で、クラシックはあらゆる音楽の基礎となっているし、楽器が無ければ音楽を表現出来ない時代だったからだ
だが、パソコンで音楽がつくれるようになってから音楽畑出身ではない人たちも
音楽をつくれるようになった
これは大変良いことだと思うがヨーロッパ文化圏とは違い、音楽や楽器の基礎
知識がまったくない人が多かった日本では必ずしも良いことではなかったようだ
その弊害として日本で90年代にリミックスブームが起こったときに調性感の
おかしい、音がぶつかったまま(悪い意味で)発表された作品もかなりあった
この手のジャンルは音楽的なこともそうだが、やはり芸術的なセンスが重要
だったりするので、そこら辺を理解してないとつまらない作品になってしまう
このGusGus、そういった意味からもおもしろい作品をつくっています
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